想像の小部屋

なんか色々まとめたり書いたり。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

そんな彼の世迷言

別に誰からでも愛されることを拒みはしない。 愛したことを否定もしない。 けれど、だけれど。 彼に対する好きがあまりにも特殊なようで、よく疲れてしまう。 ただそれでも、ひたすらに好きだった。 溺れるくらいに。盲目になるくらいに。 もっと不安にさせ…

相違点。

「・・・桜坂小太郎です。」 「やあやあ、僕は若林小太郎だよ~」 「○○」 「○○君~」 「××さん」 「××~」 「別に、なんでもないよ。」 「ごめんねえ、用事という用事はないんだ」 「知らない。し、興味無い。」 「はて?僕は知らないねえ~どういうことか教え…

ひとりごと

「私さあ、お父さん嫌いだったんだよね。 いっつも帰ってきたらすぐにお母さんのこと一人占めしちゃうの。 幼いころからお父さんが死ぬまでずうっと。 お母さん、お父さんのこと大好きだったの。心が綺麗だとか、笑った顔が最高に可愛いだとか、お母さんを呼…

曖昧ライフ曖昧ハート

「・・・俺さ、好きな人、居たんだよね。」 「は?」 綺麗な赤い髪と、それに劣らず美しい瞳を視界の隅に捉えながら幽霊は言った。 当然彼女はわけがわからないというような顔をする。唐突だ。 表情から感情の消えていた幽霊は、少し無理のある笑顔を作って言う…

よその子をうちの子が語る【魔学】

*ソティア君* アリア「いやー選ばれし君ってカンジで良いと思うよアタシはー!!」 バルド「姉さん何言ってるの」 ギル「俺あいつ苦手めっちゃ喧嘩したんだよな;;」 ヴィオラ「そうだよあんた先輩に失礼なことやりまくって!」 ギル「だってあいつが悪いだ…

よその子をうちの子が語る【学戦】

*悠君* 実「良かったな真喋れるぜ(本読みながら」 結奈「良かったっすね真先輩(お汁粉食べながら」 真「…二人とも聞く気無いね…?」 由紀「遅いぞ早くしろ」 真「…うん。悠はね、すごく可愛い。」 結奈「>>>語彙力の無さ<<<」 実「せめてどこが可愛いとかくらい言えよwww…

第三者視点、客観視

「姉さん。」 「なに?」 「・・・お父さんとお母さん、何を怖がっているの?」 「・・・。」 「姉さんが、食べ物も布も土地も持ってきてくれて、僕ががんばって守ってるのに。何があんなに怖いんだろう?」 「・・・バルド。」 「なに?」 「・・・あんたはわかんなくて…

主演:高田君(モブ)

その光景はまさに猟奇的だった、と後の彼は語った。 ダルマになっても殺してもらえず、苦しみと恐怖で人間ではなくなった敵達が彼にそう言わせた原因である。 そしてその光景を作ったのは他でもない、優等生の竜胆実君だった。 「おはよう」 いつも通りの朝…

特にキャラになる予定の無いくせにめちゃ設定が詰まってしまった学戦子の身内達(3月26日更新)

新井 莉絵(あらい りえ) 白軍軍人 一般部隊部隊長 24歳 霧野真の姉。真の両親が離婚した時、母親についていったため真とは13歳の時以来会っていない。 中学のころから白軍に所属し、冷静な状況判断と正確な指示を届けることを得意とする。軍人として優…

その決裂から家を出るまで

「・・・!!でき、た・・・!」 自分の言うことだけを従順に聞くネズミが2,3匹。自分の言うことだけを従順にこなすフクロウが1羽。 ずっとできなかった課題をクリアした瞬間だった。 もうこれで怒られずにすむか?やっと褒めてもらえるか?自分は立派になった…