想像の小部屋

なんか色々まとめたり書いたり。

2017-01-01から1年間の記事一覧

美的センスと恋心

綺麗だなと思った。俺には音楽も美術もよくわからないから、なにがどう美しいとかそういう難しいことは言えないけど、ただひたすら、目を奪われていた。少し伏せられた目とか、それでわかる長いまつげとか、風に揺れる髪とか。繊細に弦に触れる指とか、どこ…

それぞれ呼ぶよ

結奈 ◇実→実先輩 ◇真→真先輩 ◇菊哉→鮫島 塔里→東さん 風兎→風兎くん 夢兎→幽霊さん 美春→八島さん 花香→根室さん 杏→石水さん 由紀→兎上さん 小太郎→実先輩の従兄弟さん 恋→恋くん 実 ◇結奈→秋月 ◇真→真 ◇菊哉→鮫島 塔里→東さん 風兎→風兎くん 夢兎→白軍の幽…

雪を想う春のこころ

愛される、ということについては人の中でもよく考えていた方だと思う。 愛されているという状態は意外と定義が曖昧だ。それは、愛の形が人によって異なり、しかしそれでも愛なのだと認められていることに起因しているに違いない。 例を挙げるならまず第一に…

月の宮殿ー導入

軽快なジャズミュージックが聞こえる。ずいぶんお洒落だ、ジャズは専門外だから詳しくないけれど、有名な歌なのだろう。 「……さん、お客さん。」 男の声だ、お客さんって……俺のこと?あれ、俺今どこにいるんだっけ。 底に沈んでいた意識がようやく浮上し始め、…

意外と繊細

その違和感を感じたのは1回目じゃない。 反射的に、とは皮肉なものでそこにある意図だとか、その人が向けていた感情だとか、そういったものは関係ないらしい。小難しく話されてしまったので、正しく理解しているかは若干不安だが、確か実先輩がそんなことを…

八島美春という人間

振り上げられた見覚えのある大きな鎌。 白い制服を真っ赤に染めて地面に倒れている旧友。 真っ黒な髪に、真っ黒な制服の、まるで、それは悪魔のような 「隊長!?!」 静止の声が遠くに聞こえた気がした。それよりも先に地面を蹴ってしまった俺の判断は誰がど…

女の子はいいぞ

真「悠」 実「オチにされるのに飽きられてきたからって出オチにもってきやがったか」 夢兎「頼むから女子でお願い 1回くらいまともに選ぼ?」 真「…?」 風兎「本気でわからなさそうな顔やめて」 小太郎「おとなしい子の方が好みそうだけどお 恋人は悠くんでしょお?年…