想像の小部屋

なんか色々まとめたり書いたり。

特にキャラになる予定の無いくせにめちゃ設定が詰まってしまった学戦子の身内達(3月26日更新)

新井 莉絵(あらい りえ)

白軍軍人 一般部隊部隊長 24歳

霧野真の姉。真の両親が離婚した時、母親についていったため真とは13歳の時以来会っていない。

中学のころから白軍に所属し、冷静な状況判断と正確な指示を届けることを得意とする。軍人として優秀で、出世の話も出ているらしい。

真のことは昔から気にかけてはいたが、母親からあまり関わるなと言われていたためあまり真とは関わりが深くない。それでも両親の目をかいくぐって時折世話を焼いていた。今でも真には時折手紙を書いて居るが、返事はあまり帰ってこない。

自分自身では、真に嫌われていると思いこんでいる。

父親のこともあり、ひどい男性不信であまり人付き合いを得意としない。が、基本的に優しい姉といった性格でよく慕われている。

東塔里のことを、女性とは知らず「男性だがなぜか平気で話せる人」だと認識して仲よくしている。

 

霧野 恭一(きりの きょういち)

赤軍上官 現在無職 43歳

霧野真の父親。若いころは戦場で名をはせた優秀な軍人であったが、当時の食糧難からの栄養失調、またアルコール依存症、精神バランスの崩壊などが原因で現役を引退。9歳年下の女性を酔った勢いで無理やり襲い妊娠させ、結婚することになった。

その女性が後に真と莉絵の母になる。

女遊び、酒癖、博打など燦々たる私生活を送り、家事などはすべて真に押し付け、また虐待などもひどかった。虐待は身体的なものから精神的なものにまでおよび、性的なものまでおこなわれていた。

今でも真の生活費の一部と、離婚した妻からの仕送りで生きている。

 

新垣 真白(あらがき ましろ) 享年19歳

元菊哉の父親が頭をしている一派の若頭。 3年前に死亡しており、生きて居れば22歳になっていた。

生前は菊哉に武術を教えながら、空き時間に遊び相手になったりあちこちに連れて行ったりと、菊哉を弟のように可愛がり、また菊哉からも慕われていた。

月さんや和希ちゃんからも懐かれており、3人の事は本当の弟、妹のように大切にしていた。よく笑い、快活で人柄が良かった。

両親は警察であったが、8歳の頃に瑠斗に両親を殺され、家を焼かれたため孤児になった。孤児院に入るお金もなく、スリなんかで生計を立てていたところ10歳で菊哉の親父さんに拾われた。そのため親父さんに誰よりも忠実で誰よりも親父さんを慕い、恩を感じて居た。

菊哉が軍人になりたいと思っていることを知った時、頭を下げて、それが反逆になると知っていながら菊哉の事を家を継がせるのではなく自由にさせてやってほしいと親父さんに願い出た。その結果家の中でしばらく閉じ込められていて、誰かの手によって殺されたが家側は誰に殺されたのかはわかっていない。ただおそらく家の者の中の誰かによって殺されたのだろうと見当をつけている。死ぬ直前には月さんと和希ちゃんに菊哉の事を頼むことに成功している。

死因について菊哉は「仕事の関係で行方不明になった」と聞かされていたが、途中で真実に気づき、をれは家出の大きな理由の一部となった。

 

石水 瑠斗(いしみ ると)

赤軍軍人 現在行方不明扱い 22歳

石水杏の兄。8歳のころに自らの手で両親を殺し、杏を自分の手で育ててきた。

杏に異常なほど愛を注いでいて、彼女を自分に依存させ、自分無しでは生きていけないように調教しようと目論んでいた。両親を殺したのはそのため。

それ以降杏にかかわる大人は全員殺してきたが、その罪を一度も暴かれたことがない。また、真白の両親を殺したのは自分が両親を殺した事件について調べに来た警察だったからで、二人が杏に話しかけたことがあったから、というだけの理由であった。杏の世話をするためほぼ不登校だった中学は真白と同じ学校で、真白には自分が真白の両親を殺したことがバレている。別にそれだけならいいかと無視していたが、15の時に真白が杏に「兄には気をつけたほうが良い」と警告しにきたことを知り、卒業後4年間探し続けて真白を殺した。

戦闘の天才にして人殺しの達人。赤軍に所属していたが、2年前に戦場で小太郎と出会い、交渉の結果姿をくらまして小太郎の元に身をおいている。武器はあればなんでも使うが、一番得意とするのはトンファー。また、表向きには「戦場で行方不明。おそらく死亡」という扱いになっている。

杏の前ではとても優しく、芯のある心の強い兄といった性格であった。実際歪んだものではあったが自らの中に一本の芯があり、杏以外には不親切ということもなかったため友達も多く、信頼されていた。自分の考えを強く持っており、諦めを知らない。また、少しだけ由紀に顔立ちが似ていると杏は言う。

 

日輪 沙姫(ひのわ さき)

白軍系中学3年 救護班志望 武器はメイス

兎上由紀の血のつながった妹。由紀が養子に出される前までは一緒に暮らしていた。

代々戦場医の家系で、彼女もまた戦場医を目指している。

気が強く、正義感に溢れる性格で頑固。だがその頭脳は紛れもない天才で高校から推薦の話もきている。

基本的には兄である由紀を尊敬しており、赤軍に居ることを少し残念に思っている。

また彼に似て負けず嫌いで、自分よりすごい人には対抗心を持ちやすい。

努力家でいつも堂々としているため同学年の人からは敬遠されがち。

自信家で意地っ張りなため「あれが怖い」だの「あれは無理」だのは一切言わない。

 

桜坂 廉太郎(さくらざか れんたろう)

赤軍一般兵。教師兼任。享年31歳。

赤軍で召集されない時に、田舎で家や親を無くして生活できない子供たちを寝泊りさせながら学び舎を営んでいた。

若林小太郎を5歳の時に引き取り、ゆっくりと家族愛を教えながら小太郎を他の子供たちを一緒に育てていた。小太郎の初恋相手。

小太郎が11歳の時に、大きな戦場に駆り出されることになったため、あちこちの孤児院に自らの全財産を使って子供たちを預けた。

小太郎を桐生孤児院に預けたが、小太郎が行くことを嫌がり、学び舎でぐだついていたところを白軍、黒軍両方に見つかり交戦。小太郎のことは廉太郎が守り抜いたが、廉太郎は瀕死の重体。そのまま戦場に赴き戦死した。