想像の小部屋

なんか色々まとめたり書いたり。

【学戦】外側からの掛詞【青鬼パロ】

 

・・・・・・・繋がらない。

今では不安を煽るだけになってしまったこの音を、一体何度聞いただろうか。

 どうして、つながらない。

 いつだってこの国内に伝わる電子の波は途絶えない事が多いというのに。

 地下にいるだけだろうか。それとも律儀なあの人が電源を切っている?

 無事であってほしい。どうか。どうか。

 ―おかけになった電話番号は・・・・

 幾度となく聞いた、無機質な女の声。

 目の奥が熱くなる。もう一度、もう一度、

 震える指で通話ボタンを押す。

 声が聴きたい。機械越しでも何でもいい。

 無事であると、生きていると、

  

私のことが、ちゃんとわかる状態であると。

 

そう、伝わるような、会話が、したい。

 

 

こんなに泣くなんて情けない。いつからこんなに弱くなったのか。

 軍人である限り、愛する人の死など、覚悟しておくべきだろうに。

 リダイヤルを繰り返して、いつになったら。

 

 

「あきつき」と。

 

 

愛する先輩の声で呼んでくれるだろうか。

 

 

 

 

 

********************************

 

 

 

―秋月?

 「・・・・・!せ、先輩―wwwwwwwちょ、繋がんのおせえっすwwwwwww任務頑張ってんすかあ?wwwwww」

 ―・・・お前は相変わらずだな。

 「そうっすかねwwwwww全然繋がんないから心配してたんすよwwwwww」

 ―そうか。すまないな。

 「ホントもーwwwww危ないとか聞いたんでwwwwびっくりっすよwwwwww物資とか足りてますー?wwwwww届けましょうか?wwwwww」

 ―・・・!それはやめろ・・!危ないからな、お前は来なくても良い

 「ちょwwwww先輩wwwww冷たいっすwwwwwww」

 ―冷たくしているわけじゃない。心配してるんだ。

 「心配してくれてたんすか?wwwwwやっさしいwwwwwwww」

 ―・・・秋、月?

 「・・・なん、すか・・・?wwwwwww」

 

 

 

―泣いているのか?

 

 

 

「・・・・や、やだなあwwwww泣いてねえっすよwwww笑ってる、っしょ?www」

 

 

 

―・・・秋月。

 

 ―すまない。・・・戻る努力をちゃんとしている。

 

 

―だから待っていろ。

 

 

 

 

 

「・・・・すいま、せん。なんか、あの、先輩、にあの・・・。」

 

―?なんだ、ハッキリしろ。

 

 

 

「・・・へへ、なんでもないっす。だから先輩!」

 

 

 

 

 

「帰ってきたらもう一回、ちゃんと結奈って呼んでください!」

 

 

*あとがき*

お屋敷には行かなかった結奈の目線から書かせてもらいました。

駄文すみませええええええん((

もうね、もめんちゃんとぽむこに申し訳ないわ((

こんな感じでちょくちょく書くと思うのでよかったら見ないでください!!←

ありがとうございました!

 

たま