想像の小部屋

なんか色々まとめたり書いたり。

レモンよりもっと甘い香りだったけどね

今から思うと、彼らは惹かれるべくして惹かれあった仲なのかもしれない。…いや、薄々当時からわかっていたのだろう。僕は我慢をしらないワガママな子供で、幼稚な性格を優しい兄に許してもらっていたのだ。甘やかされていた、甘えてもらわせていたのだ。それ…

「君を殺してしまっては」

結奈「なんで、私なんかに、殺されちゃうんすか、先輩が強いの、私が知らないとでも思ってるんすか…私どうしたら、ねえ、先輩…っ」苦しくて恐ろしくて、だけど私が死ぬことなんて私も先輩も願ってはいないのでしょう。だけど、胸に空いた穴はどうすればいいん…

United front まとめ

【警察側】 *警察* ナタリー・コールズ 24歳/女性/188㎝ 弟:メイナード・コールズ サボり癖の激しい優秀なニート。常に眠い。口が悪く、女性らしさに欠けている。 やる気さえ出せばそれなりに頼りになるがそれは5年に1度ほどのことである。 *研究員* イチ…

海賊パロ

東塔里皆の頼れる良き船長。船員思いと頭の悪いことで有名。手に入れた宝石や財宝は半分以上お金に替えてどこかに送っているという噂。性別を隠している。酒が好きだが二日酔いのアフターケアまでできるのでどれだけ飲んでもあまり響かない。玉之屋風兎よく…

「今から、貴方のこと殺すね?」

結奈「…なんで、すか?軍も同じだし、意味わかんないんですけど、先輩、ちゃんと説明してくれないと、私馬鹿だからわかんないっすよ」こわばった笑みで恐怖に苛まれながら、でも先輩は理由もなく自分を殺さないって信じてるから逃げない実「へえ?そっか。でも…

雪解けノイズ

王都よりもずっとずっと北のそのさらに果て。深い緑の森の、その奥の谷の底。薄い氷と真っ白な雪に囲まれた、それは美しい一族の住む村がありました。村でいちばんの美しい大人が長になり、美しくない人はいじわるをされる、そんな村でした。さて、谷には精…

【学生戦争】転生まとめ

秋月 結(あきつき ゆい) 中学2年生 女性 前世:秋月結奈 記憶持ち。物心着いた頃から記憶はあった。昔から前世の知り合いを探していたが一向に見つけられていない。 また、見つけたとしても自分より早く亡くなったり不幸なめにあった人たちになんと言ってい…

カレンダーが私は欲しい【カレンダー制作企画】

全員にカレンダーは行き届きました!!!本当にご協力ありがとうございました。またの機会があれば何かしら協力をお願いします!!!!【担当】企画:たま制作・発送:たま絵:1月…もめんたそ 2月…ぽむこ 3月…もめんたそ 4月…しあんさん 5月…たま 6月…たま 7月……

恋する乙女じゃいられない!

「ヴィオラさんってさあ、フォーカ君と付き合ってるんでしょ?いいよねえ私もあんなカッコ良くて優しい彼氏欲しいー!」「えっ?そうかなあ、〇〇ちゃんならもっといい人捕まえれるんじゃないの?w」「またまたぁ!あんなかっこいい人見つかんないって!」「あはは……

面談

「澄み渡る青空の下咲く紫陽花を、君はどう思う?」にっこりと笑みを浮かべている彼が僕に問いかけた。いつものように、何処かを見ているようでどこも見ていない、そんな雰囲気で。「…質問の真意が測れんな。」読んでいた医学書を閉じて僕は答えでない言葉を返し…

背比べ

なんということだろう!上手くいかない、上手くいかない、上手くいかない上手くいかない上手くいかない上手くいかない。どうして?どうしてこんな、だって俺は何も悪くなんてないはずじゃないか!俺の何が悪い?どうして俺が悪い?おかしい、こんな世の中は…

王子様の休息

「…先輩。」 「ん?おや、珍しいね。君がさぼりだなんて。」 随分と落ち込んでふらふらと足元もおぼつかない様子の彼が声をかけてきた。 おそらく原因は、先程の騒ぎ。 この屋上からだと良く見える。 まだまだ詰めが甘い、と言ったところか。きっと私がそれを知…

旅の始まり、出会いへの道

※学戦子モンハンパロ「…くぁぁ…。」間抜けなあくびをしながら、私は砂の大地を眺めていた。果てしなく広がるその砂漠の海を、澄んだ青空の下この船は進んでいる。そろそろ姿が見えるであろう目的地の街をマイペースに待ちながら、もう何分ここにいる事か。どこ…

コープスパーティーパロ①の2

「…ッ、とが、み、くん…!」息も切れ切れに少女は学校中を走り回っていた。先程自分で突き放した彼を探し求めて、走っていた。怨霊の恐怖はどんどんと増幅し、孤独はさらにそれを成長させるだけだったのだ。今からすれば、あの態度が彼なりの親切だっとことなど…

びょうき

「ねえエレオノーアの筆を知らない?アリア」「ん?色彩をその身に宿す純白の木片に挟まっていたさ!」「パレットね、ありがと」「ねっねえ本当に誰も図書館に来ないかなあちょっと聞いてる!?」「え?ああごめん!誰だったかな?」「ふざけないで!エレオノーア!」「あ…

質疑応答

「・・・私は、生きとし生ける人間を愛しています。」 「嘘だな。」 「何故そのように仰るのですか。」 「事実だからだ。」 「私にもわかるような説明をしてもらって良いですか。」 「・・・お前は、”死”を司る神だ。また、母もそうだった。」 「そうです。」 「…

守護者

「やだ、またあの子だわ」「どうしたものかしら、困るわあ」「いっそ追い出せたらねえ」「やめなさいよ、かわいそうでしょう」今日も施設の先生方の声が聞こえる。またあの人は何かやらかしたらしい。大方、迷い込んできた猫でも殺したのだろう。理由なんて聞かなく…

人という字はね、「ひと」と「ひと」が支えあってできているんだよ

「みのる!」 ふと顔をあげればあの子が居る。 今日も綺麗な黒い瞳を輝かせて、やってくる。 「こたろうにいちゃんだ!」 僕も笑って駆け寄っていく。兄のような、優しかったあの子が。 彼が、狂いだしてしまったのはいつだったのか。 ただ、どこかへ行って…

あの子について20の質問:テディ

[--] ようこそおいでくださいました。今日はよろしくお願いします。 「よろしくお願いします~!」[01] まず始めに、あなたのお名前を教えてください。 「テディ・ウィリアムズです!」[02] 本日はどなたについてお話しされますか? 「ハイリについて話しま…

あの子について20の質問:レイル

[--] ようこそおいでくださいました。今日はよろしくお願いします。 「よろしくやで~」[01] まず始めに、あなたのお名前を教えてください。 「レイル・イーストウッドやで」[02] 本日はどなたについてお話しされますか? 「ラルスについて話そかなあw」[03…

あの子について20の質問:ヴィオラ

[--] ようこそおいでくださいました。今日はよろしくお願いします。 「よろしくね」[01] まず始めに、あなたのお名前を教えてください。 「ヴィオラ・カロランド」[02] 本日はどなたについてお話しされますか? 「フォーカについてって言われてるからそうするね」…

攻めっこに20の質問:ギル

[--] ようこそおいでくださいました。今日はよろしくお願いします。 「おーよろしく頼むぜ」[01] まず初めに、あなたのお名前を教えてください。 「ギルバート・トランスだ」[02] では、お気に入りの子の名前をひとり教えて頂けますか? 「ラティアだぜ!」[…

あの子について20の質問:バルド

[--] ようこそおいでくださいました。今日はよろしくお願いします。 「よ、よろしく」 [01] まず始めに、あなたのお名前を教えてください。 「バルド・レセンスだよ」[02] 本日はどなたについてお話しされますか? 「ええっと・・・ソティア君についてだよ」[03…

あの子について20の質問:真

[--] ようこそおいでくださいました。今日はよろしくお願いします。 「よろしく・・・」[01] まず始めに、あなたのお名前を教えてください。 「霧野真」[02] 本日はどなたについてお話しされますか? 「・・・悠について、かな」[03] その方とあなたはどんな関係な…

コープスパーティーパロ 学戦①

※申し訳ない事にゲーム知らないと訳わからんかもです、ゲームでいうと直美ちゃんが世以子ちゃんと喧嘩するシーンです ※書きたいところだけ書くマンです 「…っ、はあ、はあっ……!」 寒くて怖くて吐き気がする。震えが止まらない。足が動こうとしない。そんな距…

ひとりぼっちは嫌い。

お母さんは、こんな歳の僕から見てもしっかりしてなかったし、ちょっと不器用だった。 周囲からは「あんな若さで専業主婦だなんて」と言われていたり「見た目が可愛いからって許されると思っているのかしら」なんて散々な言われようだったが、確かにあの人は…

無題

なんだか無性に死にたくなった。 ずいぶんつらい感情だ。 まあでもいいや。 どうせ死ぬ勇気もないんだから。 どうやら君は死にたがりだ。 弱虫で悲劇のヒロインぶる小さな白雪姫。 王子様なんていない。 私がそれになってあげたいのだと言っても、 きっと私…

既視感

「せんせ、せん、せ」 赤い、血。赤い、肉。赤い、赤い、赤い、憧れの人。 冷たい、愛しい人、大好きな人。冷たい、自分の頬。 赤い、大きな、熱い、炎。 そしてかき消される、か細い声。 弱い弱い、僕の声。 「せんせ、い、せんせ・・・っ」 滲む視界、真っ赤…

そんな彼の世迷言

別に誰からでも愛されることを拒みはしない。 愛したことを否定もしない。 けれど、だけれど。 彼に対する好きがあまりにも特殊なようで、よく疲れてしまう。 ただそれでも、ひたすらに好きだった。 溺れるくらいに。盲目になるくらいに。 もっと不安にさせ…

相違点。

「・・・桜坂小太郎です。」 「やあやあ、僕は若林小太郎だよ~」 「○○」 「○○君~」 「××さん」 「××~」 「別に、なんでもないよ。」 「ごめんねえ、用事という用事はないんだ」 「知らない。し、興味無い。」 「はて?僕は知らないねえ~どういうことか教え…