その朝は普段よりも1段と冷え込んでいた、様に思う。懸命に看病していたつもりが、僕の手は確実に彼の命を蝕んでしまっていっていた。 もう、僕の手ではどうしようもない、彼の命の火はもう吹けば消えてしまいそうだった。 その時に、彼が遠くの友人と話せる…
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