想像の小部屋

なんか色々まとめたり書いたり。

それぞれ呼ぶよ

結奈 ◇実→実先輩 ◇真→真先輩 ◇菊哉→鮫島 塔里→東さん 風兎→風兎くん 夢兎→幽霊さん 美春→八島さん 花香→根室さん 杏→石水さん 由紀→兎上さん 小太郎→実先輩の従兄弟さん 恋→恋くん 実 ◇結奈→秋月 ◇真→真 ◇菊哉→鮫島 塔里→東さん 風兎→風兎くん 夢兎→白軍の幽…

雪を想う春のこころ

愛される、ということについては人の中でもよく考えていた方だと思う。 愛されているという状態は意外と定義が曖昧だ。それは、愛の形が人によって異なり、しかしそれでも愛なのだと認められていることに起因しているに違いない。 例を挙げるならまず第一に…

月の宮殿ー導入

軽快なジャズミュージックが聞こえる。ずいぶんお洒落だ、ジャズは専門外だから詳しくないけれど、有名な歌なのだろう。 「……さん、お客さん。」 男の声だ、お客さんって……俺のこと?あれ、俺今どこにいるんだっけ。 底に沈んでいた意識がようやく浮上し始め、…

意外と繊細

その違和感を感じたのは1回目じゃない。 反射的に、とは皮肉なものでそこにある意図だとか、その人が向けていた感情だとか、そういったものは関係ないらしい。小難しく話されてしまったので、正しく理解しているかは若干不安だが、確か実先輩がそんなことを…

八島美春という人間

振り上げられた見覚えのある大きな鎌。 白い制服を真っ赤に染めて地面に倒れている旧友。 真っ黒な髪に、真っ黒な制服の、まるで、それは悪魔のような 「隊長!?!」 静止の声が遠くに聞こえた気がした。それよりも先に地面を蹴ってしまった俺の判断は誰がど…

女の子はいいぞ

真「悠」 実「オチにされるのに飽きられてきたからって出オチにもってきやがったか」 夢兎「頼むから女子でお願い 1回くらいまともに選ぼ?」 真「…?」 風兎「本気でわからなさそうな顔やめて」 小太郎「おとなしい子の方が好みそうだけどお 恋人は悠くんでしょお?年…

遺書

彼女はいつも輝いている。 キラキラと笑い、花のように頬を染め、バイオリンの音色のような声で私の名を呼ぶ。 マイプリンセスと呼ぶのは軽率だろうか、しかし私のものかは別としても、彼女が姫であることには変わりない。 私は彼女に恋をしている。 * 学園…

真の愛のその熱量

その朝は普段よりも1段と冷え込んでいた、様に思う。懸命に看病していたつもりが、僕の手は確実に彼の命を蝕んでしまっていっていた。 もう、僕の手ではどうしようもない、彼の命の火はもう吹けば消えてしまいそうだった。 その時に、彼が遠くの友人と話せる…

恋の罠

好きな色はなあに? 緑だよ、お母さん。 あら、そうなの!お母さんもねえ、緑色大好きよ美春、おそろいね。 うん、嬉しいね、お母さん。 小学校の頃、そう言った会話をしたら、同級生の女の子に本当にみどり色が好きなの?嘘っぽいわ、と言われたことがあっ…

「死ぬなよ、苦しむまでは。」

よる、おやすみするときに おふとんからうでやあしがとびでていると おばけにつれていかれちゃうんだよ 昔読んだ絵本にそう言ったことが書かれていたのを覚えている。 当時おばけを怖がった僕は布団の中で丸まるだけでは恐怖心は収まらず、両親に泣きついて…

兎上の義兄弟

この家には元々養子で貰われてきた兄が居るという話だった。しかも、その兄は僕さえ見つからなければ後継になる予定だったらしい。 そこから僕が導き出した答えはひとつ、おそらく僕は兄とうまくやれないだろうということだった。 国内での戦は収まることを…

5円程度の回想

「おい、黒霧の!菊哉来てねえか!」 「きてない」 「きてないです」 「クソッ…おい菊哉ァ!どこだ!」 ドスドスと離れていく足音を聞き終えるとら少年少女は襖の中に隠れていたもうひとりの少年に声をかける。 「もう行ったよ、大丈夫?」 「出てこいよ、菊…

只今、夢日記

遠ざかっていくあの子の足音がつめたく響いていたのも、ほんの一瞬のあいだで、後に残されたのは静かな静かな空間だけだった。 もう夏も終わってしまった校舎には、こんな時間だと暖かく、名残惜しくなるような黄金の夕日など存在しない。 これから暗くなろ…

悟られている

「お前も意外と、あれだね。」 「あ?」 不機嫌そうに視線を寄越した青年は、少女を見てさらに顔をしかめた。 いつも明るく笑っている彼女の、一見かわりない笑顔に少し影が指しているのに気付いてしまったからだ。 「真先輩と実先輩はまあ、一目見た時から…

神殺し

「他人の目なんて気にならないんでしょう。そうじゃなきゃあんなに自分勝手に言いませんよ。」 「前から思ってたけど、彼そんなに自分勝手なのお?他人には無関心に見えるけどねえ。」 「ええ!あれのどこを見てそんなことを。他人の行動には口出ししますし、その…

未だ知らず

「そういえば俺夢兎のこと、あんま知らねえなあ」 生前よく友人にはそう言われたものだ。いや、別に隠したりしてたわけじゃない。というか、隠すほどの出来事はこの身の上に起こっていない。 よく思い出さずとも、意外と不幸なことなど起きていなかった人生だ…

ステルス性涙

清潔な病室の中で、蝉の声を窓越しに聞きながら、青い空を彼は眺めていた。 ベッドの上で読んだ本は、片脇の机にこれでもかと積み上げられ、彼の暇だった時間を顕著に表している。 がらり、とドアが開いた。 「美春。」 呼ばれた彼は微笑をたたえて扉の前に立…

東塔里

突然だが、母は父と違い占いが好きだった。 特に好きな占いはタロット占い。まあ、好きだと言っても盲信するわけじゃない。ゲーム感覚で、時々ふっと占ってもらうだけだ。それに行動が左右されることなどない。 ところで、俺の…いや、私とさせてもらおう。私…

アルバム

「・・・。」 相手にばれないようにそっと物陰から落ち込んでいる弟を観察した。 先ほど親父様に叱られていたのはよく知っている。 「・・・うー・・・ん?」 弟とは話す機会があまり多くない。俺の教育が多忙なせい、ともいう。 でも、こうもぐすぐす泣いているとこ…

正反対な初恋

ずっと私の初恋は兄様に奪われたと思っていた。兄様は雄大で、強く、美しく、そして心から優しいお人だ。話しかけていただけると心は踊るし、触れていただけると日が沈むまで機嫌を良くした。 慈雨の神。まさにと言わんばかりに兄様はよく弱いものに気付き、…

おめでとうとは言えない

『織姫様と彦星様は、年に一度、あの天の川で出会うのよ』 今時天の川なんて本当に見えやしない。美しい天の川どころか、織姫様と彦星様すら見えることは少ない。 もちろん田舎に行けば話は別だろう。遠くから来た友人には数人毎年見ていたと興奮気味に話す…

石水杏の恋文

貴方への想いはしんしんと降り積もり、夜に白く輝いて、そっと溶かされるのを待っています。朝の日差し、麗らかな春を告げる太陽。そうやって土が顔を出した時、きっと私は歩き出せます。 貴方に手を取られ、サクサクと踏みしめる荒れた土を、これから共にふ…

無題

兎上由紀とは、頭のいい人間である。 勉学に励むのも勿論だが、頭の回転が早く決断力がある、戦場で有利な頭の良さの持ち主である。 「そこが、あの人を思い出させて嫌いなんです。」 いかにも非情を思わせる利己的な言動や、他人を見下す視線は、その奥底から…

パレットには君がいっぱい!

いわゆる天才だと称される人種の一人に生まれ落ちた。 母はそれをいたく喜び、自慢し、自分の自慢好意が恥ずかしいものにならないようにそれを強いた。 父は母ほどでもなく、普通に喜び、普通に俺を呼んだが、いつの間にかこの才に慣れてしまったようで。何…

対等な関係についてその考察

この世界はこんなにも広いというのに、人間はそのごく一部にしか触れることが出来ていない。 法と規律が真実に触れるなと警告し、詮索するなとシャッターを下ろす。 愚かな人間の目が研究者の純粋な心を殺し、愚かな研究者の孤独感がその才能を幽閉する。 「…

コールズ姉弟の供述

「…めんどくさいわね。そんなこと一々気にする必要とかある? 本当にそんなに気にすることなのかしら。 …まあそれでも気になるのが性ってやつね。 私の弟とよく似てるわ、あんた。弟よりは正義感が強そうだけど。 は?なによ、あんたが話せって言ってるから話…

レモンよりもっと甘い香りだったけどね

今から思うと、彼らは惹かれるべくして惹かれあった仲なのかもしれない。…いや、薄々当時からわかっていたのだろう。僕は我慢をしらないワガママな子供で、幼稚な性格を優しい兄に許してもらっていたのだ。甘やかされていた、甘えてもらわせていたのだ。それ…

「君を殺してしまっては」

結奈「なんで、私なんかに、殺されちゃうんすか、先輩が強いの、私が知らないとでも思ってるんすか…私どうしたら、ねえ、先輩…っ」苦しくて恐ろしくて、だけど私が死ぬことなんて私も先輩も願ってはいないのでしょう。だけど、胸に空いた穴はどうすればいいん…

United front まとめ

【警察側】 *警察* ナタリー・コールズ 24歳/女性/188㎝ 弟:メイナード・コールズ サボり癖の激しい優秀なニート。常に眠い。口が悪く、女性らしさに欠けている。 やる気さえ出せばそれなりに頼りになるがそれは5年に1度ほどのことである。 *研究員* イチ…

海賊パロ

東塔里皆の頼れる良き船長。船員思いと頭の悪いことで有名。手に入れた宝石や財宝は半分以上お金に替えてどこかに送っているという噂。性別を隠している。酒が好きだが二日酔いのアフターケアまでできるのでどれだけ飲んでもあまり響かない。玉之屋風兎よく…